ギャラリー「ネコノマ」で開催の「こどもたちと戦争展」を画像26枚で
8月21日、新宿にある多目的ギャラリー「ネコノマ」で開催された「こどもたちと戦争展」に行って来た。
内容は、戦争体験者の話とジャーナリスト志葉玲さんの紛争地での写真がメイン。
ネコノマは志葉さんと妻であるエロスと平和の画家・増山麗奈さんが立ち上げ、今回の企画がオープン記念展となる。
私は以前から志葉・増山夫妻の平和運動に賛同し、写真を撮らせて頂いている。
それではテキストを添えた26枚の写真をご覧ください。
注:現在この企画は終了しました。
内部の様子。部屋は2つあり、こちらはメイン。10畳くらいか。
左・志葉玲さんと右・それを見守る増山麗奈さん。
タイトルどうり子供たちがいるが、話はほとんで聞いてないw
ネコノマ外観。ていうか普通のアパート。住宅街のど真ん中だしw
世界屈指のゲイの街新宿2丁目が近いところもサブカルや変態に包容力のある麗奈さんらしくてウケる。
戦争体験者が自筆の東京大空襲の絵を横にその時のもようを語る。
横でおどける司会の麗奈さん。
麗奈さんが作った焼夷弾のレプリカ。
これが雨のように降り注いで東京を焼き尽くし8万人以上の死者を出した。
添えられた帯には戦争放棄をうたった憲法第9条が。
「…国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」
戦争体験者の近所のおじいさん。身近な人間を巻き込んでしまうのが麗奈さんらしい。
彼女のツイッターから。
『マジックおじさんが、「戦時中はお菓子が無かった。一番つらかったのはお腹がいつもすいていた事」と話してくれたとき、ネコノマにいたこどもたちはおせんべいをぼりぼり食べており。一堂びくっとして何かを感じていたようです。正論をいくら重ねるよりも体感をふくめた時間が身になると思うんだ』
志葉さんのベイルート爆撃の被害者の写真を前に絵本「ひろしまのピカ」を説明する麗奈さん。
ガザ、イラク、レバノンなどの紛争地で撮った写真を解説する志葉さん。
老若男女が入り混じりカオス状態の会場。
これぞまさしく麗奈ワールド!
新宿区議会議員かわの達男氏と「新宿区平和マップ」。
彼の口から興味深い話が。
「新宿に中国人の人体標本が埋められている」
中国から持ち帰った『人体標本』を終戦で慌てて埋めたという。
日本兵の遺書を前に。
暗く押し付けがましくなりそうな戦争というテーマだが、そんな雰囲気にならないところが二人の人徳。
遺書の冒頭。
「可愛いゝ可愛いゝ珠ちゃん お父さんはこれから日本の為珠ちゃんの為母ちゃんの為に戦争に行って来ます。まだ珠ちゃんは三歳でおしゃまだけど、よくこのお父ちゃんと別れるのがどんなものだか分からないのが残念でもあり」
身に付けていた遺品。家族の写真、軍隊手帳、メモ帳、硬貨。
メモより。「亡くなったお父さんの命の代償として届けられた日本軍の勲章」
なぜか麗奈さんさんを見つめたまま、しかもかなり長い時間、写真の解説を続ける志葉さん。
なぜだ?
ジャーナリストの目。
「戦地取材で鬱にならないか?」と質問したら、
「ならない。責任があるから」との返事。強い!
麗奈さんのツイッターより。
『ところで、なぜ私が今日「こどもたちと戦争」のトークショー+展示を企画したかと言えば、実はうちのこどもたちにそういう体験を聞かせる機会をつくりたかったから、というのは内緒ね。大掛かりなプレゼントであった』
イベントは終わり、関係者記念撮影。
麗奈さんデザインNO WAR Tシャツ。絶賛発売中!?
アルゴリズムたいそう…じゃなくて。偶然。
トークイベントが終わり、リラックス。
麗奈さんの絵も別室(旧台所?)にあった。
リラックスした志葉さんの写真はなかなか見れない!
麗奈さんはステージで母乳飛ばしたりリラックスし過ぎだけど…。
フォトジャーナリストの安田菜津紀さん見参。
「情熱大陸に出た人ですよ」と志葉さん
可愛い!
慌てて名刺を出そうとすると、切れてる!
あ~あ、いつもの「おっさん連中に配ったあと若い女性に渡そうとすると名刺は無くなってる」の法則。
意地で(スケベ心で)手書きの名刺を渡した。
イラク反戦運動でお上に目を付けられた二人。
公安のひと~、保存!保存!
二人一緒の写真は貴重ですよ~。
この時の写真はネコノマのブログのトップに使われました。
後ほどリンク貼るので訪問して下さい。
利用者激募集中みたいです。
1日1万、1週間で6万円だそうです。
私も麗奈さんに営業かけられたけど、写真展は頭になく、また先立つものもなく(泣)
でもやる時はここにしようかな。
ポージングは手馴れたもの。
撮られるの好きだそうなので、見かけたら撮ってあげましょう。
帰りぎわ、麗奈さん「奴隷になってくれる?私を手伝うスタッフ募集中なの」。
「いいですよ」と軽く返事したら持ってきたのが「奴隷認定書」。
なんと、有料!
騙された!
金も払わず一目散に逃げ帰ったのでした。
お母さんて、いろいろタイヘンなのね。
まとめ。
写真にはないけど、一面血で染まった大きな壁の写真が衝撃的でした。
イスラエルの爆弾で肉片になったガザの子供3人の血だそうです。
今回のイベントで、どんな理由があっても戦争は絶対にしてはいけない、という想いを新たにしました。
また、そんな平和への想いを、志葉さんはペンとカメラで、麗奈さんはパフォーマンスと絵筆で伝え、それを収入としていることに敬意の念を払わずにいられません。
て持ち上げたので麗奈さん、チャラ?
記録的な猛暑も終わろうとしていました。
【リンク】
【news】8/19〜25「こどもたちと戦争」展@ネコノマ(増山麗奈の革命鍋!)
展示+トーク「こどもたちと戦争」8/19(木)〜25(水)(シバレイのblog)
新宿御苑にある多目的ギャラリー「ネコノマ」blog
【ツイッター】
ネコノマ
志葉玲
増山麗奈
この記事、NHK広報のツイッターの影響受けたのでフザけたところが(汗
すごく上がりました!感謝!
↓↓↓↓↓↓↓
by photobra7
| 2010-09-15 17:10
| 平和
|
Comments(5)
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kyotachan at 2010-09-15 18:02
うわーすてきなご夫婦だー。こんなプレゼントを自分の子どもにしてあげるその度量の大きさがすてき。
でブラさん、奴隷に認定されたお気持ちは。認定書のセンスがこれまたすてき。
でブラさん、奴隷に認定されたお気持ちは。認定書のセンスがこれまたすてき。
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photobra7 at 2010-09-15 18:24
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bernardbuffet at 2010-09-15 23:31
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photobra7 at 2010-09-16 09:07
> bernardbuffetさん
この手のものでさわやかといって頂けると、うれしい!
6と17ですか~。
小野田さん横井さんを思い出す?w
最後までお読みいただき、ありがとう。
コメ少ないのは、挫折組み多発?
この手のものでさわやかといって頂けると、うれしい!
6と17ですか~。
小野田さん横井さんを思い出す?w
最後までお読みいただき、ありがとう。
コメ少ないのは、挫折組み多発?
Commented
at 2010-09-18 00:53
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