たんぼ
日本定住の英人フォトグラファー、ジョニー・ハイマスの「たんぼの季節」という写真集がある。
日本各地で撮影されたたんぼが美しく、それだけでも楽しめるのだが、驚くのは添えられた文章。
その歴史から現代の問題点まで、日本の稲作にやたら詳しいのだ。
私が注目するのは稲作に大企業が参入することへの警告。
ハイマスさんは遺伝子操作など食の安全が脅かされるとして参入すべきでないとしているが、私ももっともだと思う。
大企業は利益のためなら何でもやりかねないし、事実日本の食を添加物だらけにして来た。
これから日本は、食糧自給率を上げる方向に向かうだろうし、また上げねばならないが、稲作を含む農業に絶対に大企業の参入を許してはならない。
「農は儲かる」と判断したら大企業は政治家、官僚、マスコミとチームを組み、法改正を含む農の企業化に向け一大キャンペーンを張るだろう。
その時われわれは抵抗しなければならない。
農は大企業化には合わない。
数百年も先を見据えた、末永い人間の営みだから。
もし、大企業化が実現すれば、私たちは今より危険な農作物を食べるハメになることは間違いない。
特に米は主食なので大問題だ。
また、低賃金で過酷な労働を強いられる農奴が現代日本に蘇るだろう。
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by photobra7
| 2010-11-22 16:08
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