フォトブラセブン,photobra7,ふぉとぶらせぶん,フォトブラ,photobra,ふぉとぶら


ハーブ畑見学と農の安全について少々

農業学校の同窓生が「ハーブ農家に就職したので遊びに来て」というので、同窓生有志で見学に行ってきた。





01
f0192814_22403257.jpg
バジル




千坪の畑を数名で管理する。
「朝早いのが辛い」と同窓生はこぼすが、念願の農業への就職なので、それが愚痴に聞こえない。






02
f0192814_2240235.jpg
バジルを育成するハウス。
左上の鉄骨の太さに注目。



収益を上げる為には水、気温が管理でき暴風や虫の被害の少ないハウスがベスト。
特に沖縄は台風のメッカなので風を防げるハウスの効果は絶大。
しかし、台風に耐えうるハウスは一千万円台の金額になる。
とても個人では手に負えないので助成金を利用するという。
上の写真のバジルのハウスも台風に耐えるもの。
左上の鉄骨の太さに注目。






03
f0192814_22401723.jpg
「バジルは育てやすい」と、農業学校でバジルを育てていた見学の二人。
私のアパートのベランダでも私の彼女が育てている。



地面はビニールで覆われている。
このやり方をマルチ栽培といい、よく行われるやり方で目にした人も多いだろう。
主に保湿と雑草を抑制する効果がある。
同窓生によると「ここのマルチは白いので蟻を見つけやすい」という。
蟻の行き先には農作物の一大害虫アブラムシ(台所にいるあの虫のことではない)がいるので蟻を発見することは大切なのだ。
意外なマルチの効果だ。





04
f0192814_22401318.jpg
ホルモントラップ。
性ホルモンに惹かれる虫の性質を利用して捕らえる。



半年農業を学んで痛感したことが、害虫と病気を早期に発見することの重要性。
特に私たちは無農薬で栽培していたのでなおさら。
畑に入ると葉を一枚一枚チェックするのだが、虫は見えない所に隠れていることが多いので、葉を裏返したりかき分けたり、骨の折れる作業だ。
それを三日怠ると、作物が一面アブラムシで覆われ大きなダメージを受ける場合がある。
夜盗虫も怖い。
私の20株の白菜も三日畑に入れなかったことがきっかけでこれらにやられ全滅した。
農業は観察力と根気のいる仕事だ。






05
f0192814_2240792.jpg
貯水タンク




水は買っている。
川からくみ上げた水を丘の上の大きな給水塔にいったん溜め、そこから近辺の農家に水道管で送る。
それを農家が畑そばの貯水タンクに溜めて畑へ送る、




06
f0192814_2240195.jpg
配水管








07
f0192814_2239564.jpg
この薄いビニールの管が配水管の先に繋がれ、
マルチの下から作物に水を供給する。
よく見ないと分からない程小さい穴が空いていてそこから水が出る。





成長したバジルの場合、水をやるのは数日に一回だけでいいという。
作物は水の管理が大切だが、ここでもハウスは楽だ。
私たちは昨秋、記録的な長雨に苦しめられた。
長雨で作物が弱る。
弱った作物に病害虫が発生する。
雨で畑に入ることができずケアできない。
また、雨で自然農薬(焼酎、唐辛子、にんにくなど天然素材を使ったもの。無農薬栽培ではこれらを使う)が流される。
ますます作物が弱り病害虫が・・・・。
悪夢の連鎖だ。





08
f0192814_22395284.jpg
ペパーミントのハウス
今年植えたばかりで、まだ幼い。





ペパーミントのハウスと2枚目のバジルのハウスを見比べて欲しい。
こちらのほうが貧弱なのが分かるだろう。
このハウスは台風には耐えられないという。
壊れて補修が必要だったり、最悪全壊する。
金があれば台風に負けないハウスを建てたいところだろうが・・・農業は難しい。
私は半年農業を学んだ後、先生に一つの質問をした。
私「農業は金ですか?」
先生。一呼吸置き「そうです」
ようするに数千万円かけて台風にびくともしないハウスを建てるのが一番いいのだ。
ここ沖縄では。






09
f0192814_22394689.jpg










10
f0192814_22394199.jpg






ペパーミントを嗅ぐと、あのペパーミントガムと同じ香りが(当たり前だが)。
いい香りに「噛みたくなる!」と言うと皆が笑った。





11
f0192814_22393680.jpg





上の画像はハーブ園とは無関係の隣の畑。
見てぞっとしたので撮った。
手前の何もない畑が収穫後の菊畑で、その向こう側に茂ってるのがサトウキビ。
両方共、沖縄ではメジャーな作物だ。
なぜぞっとしたか。
花は農薬をたくさん使う。
もちろん散布している人間も農薬を浴びるので「菊農家の寿命は60歳」が農家の間では通説となっているらしい。
それを知った上で写真を見直して欲しい。
そんな菊畑と隣合わせのサトウキビ畑・・・・。
私は農業を職業にするつもりはさらさらないが、その理由の一つがここにある。
自分の作る作物の安全に自信が持てないのだ。
金を得ようとするとどうしても食の安全に目をつむることになる。
なので私は、安全な野菜を自分たちが食べれる分だけ育てたい。
自分たちの分だけなら、無農薬で失敗すれば買ってくればいいだけだから。





本格的にここ沖縄で仕事として写真活動を始めることにしました。
撮影依頼は、まずはメールでお気軽に御相談下さい。photobra7@gmail.com


現在10位。
一日一回、クリックお願いします。
↓↓↓↓↓↓↓
人気ブログランキングへ



[PR]
by photobra7 | 2012-06-03 22:46 | My Home 沖縄 | Comments(4)
Commented by bernardbuffet at 2012-06-04 00:26
バジル!
栽培しようとして失敗しました。
多分、簡単な部類なのでしょうが、どうも、植物の世話は苦手なようです(笑)
Commented by photobra7 at 2012-06-04 00:30
>bernardbuffetさん
あらら・・・
Commented by pretty-bacchus at 2012-06-04 00:30
ホルモントラップは、もう十数年前にブルゴーニュのブドウ畑で見てびっくりしました(もっと小さい装置でしたが、、、)。
農薬を使わずにブドウをつくり、美味しいワインとするのはとてもたいへんなことのようです。
有機栽培が今のように上手に出来ない前から、彼らは苦労していました。
そういう造り手を一人一人訪ね歩いたのですが、もう昔の話です、、、、

Commented by photobra7 at 2012-06-04 00:38
>pretty-bacchusさん
日本にも食の安全にチカラを注いでいる農家さんが各地におられるようですね。
敬意を表しますね。
有機栽培も、日本では放射能汚染が怖いです・・・
名前
URL
画像認証
削除用パスワード